妊娠を避けたい、
もしくは望まない妊娠をしてしまった!
「望まない妊娠を避けたい。」
避妊目的の低用量ピル、緊急避妊ピルについては、別掲の「ピル」の項をごらん下さい。
パートナーのDV(暴力)にお悩みのあなた 「女性のためのDV相談室」TEL078(382)0037(毎日9時~17時)
その他、神戸市内の区役所こども家庭支援課・支所保健福祉課でも相談に乗っていただけます。
民間支援団体として
「NPO法人 ウィメンズネット・こうべ」TEL078(731)0324
「NPO法人 フェミニストカウンセリング・神戸」TEL078(360)5030
「NPO法人 性暴力被害者支援センター・ひょうご」TEL06(6480)1155
「NPO法人 神戸外国人支援ネット」TEL078(232)1290
「NPO法人 アジア女性自立プロジェクト」TEL078(734)3633
※団体により受付の曜日・時間が異なります。
「望まない妊娠をしてしまった。どうしよう!」
「妊娠したけど、病院に行けない。」「お金もない。住むところもない。」と思っているあなた! 親身になって相談に乗っていただける窓口があります。
「小さないのちのドア」TEL078(743)2403
ひとまず電話してみてください。24時間対応されています。
人工妊娠中絶手術について
母体保護法第14条第1項1号の適応条件が確認された方に対してのみ行います。
診療の流れは、まずは経腟超音波により正常妊娠であることを確認します。中絶の意思が確定されていれば、以下の検査を行います。血液型、梅毒定性、B型肝炎ウィルスS抗原、子宮頸部の淋菌クラミジPCR、一部不要で省略する場合もあります。(例:血液型はRhも含めて以前に検査した場合は再検査不要です。)
初診時の費用は概ね10,000円です。検査の内容によって多少差があります。
手術のタイミングは、妊娠が判明し次第、早ければ早いほどいいというわけではありません。
最も安全に施行できるのは8週です。最低でも6週以上で行います。初診当日に手術を行うことはありません。適応等について十分に話し合った上で、手術日時を決定します。
前日が休診の月曜日および金曜日の午前中は対応困難ですが、夕方の外来診療時間帯なら対応できます。 日曜などの休診日でも対応する場合があります。事前に御相談ください。一旦日時を決定して後に御都合が悪くなった場合は、必ず改めて御来院ください。電話による日時変更はできません。 ただし、キャンセルされる場合(例:もうしばらく考える、他院で手術を行う、中絶せずに出産に向かう、等)は、電話でキャンセルとだけ言っていただいたら結構です。それ以上のことをこちらから伺うことはありません。
以下の処置については全てが自費診療となりますが、器具や医薬品は全て保険診療で正規に認められたものを用います。
初期中絶(妊娠6〜11週)
手術前日
まずは子宮頸管を拡張する処置を行います。子宮頸部に合成樹脂製の棒(スティック状)を挿入します。
これが子宮頸管にある粘液を吸収して太くなり、子宮頸部を傷つけずにゆっくりと拡張します。
この処置によって破水する場合があります。このタイミングで破水すると、以後の妊娠継続は不可能です。
したがって手術同意書は必ずこの処置をする日(手術の前日)に持参し、医師に提出して下さい。
以後1週間ほど入浴(湯船につかること)はできません。シャワーもしくは掛かり湯なら可です。
同日の費用は、概ね4,500円です。
手術当日
午前中の手術なら、午前0時以降は絶飲絶食として下さい。
麻酔法:原則として静脈麻酔(プロポフォールを用います。)
気管支喘息を合併している方、風邪をひいている方、事前の絶飲絶食が守られていない方、以上は腰部硬膜外麻酔で行います。硬膜外麻酔では手術中の意識があります。費用はプラス11,000(税込)円となります。腰部硬膜外麻酔は、妊娠中絶など流産手術において最も安全な麻酔法ですが、数百回に1回の確率で硬膜を穿刺して、脊椎麻酔への変更を余儀なくされることがあります。どのような達人が行っても、一定の確率で避けることはできません。この場合は1泊入院を要し、別途入院費が必要となります。
手術費用
来院時に手術費用は前納して頂きます。
クレジットカードをご利用いただけます。
■ 経腟分娩の既往があり、帝王切開など子宮切開の既往がない方
9週まで 115,500円(税込)
10週 126,500円
11週 137,500円
■ 経腟分娩の既往がなく、帝王切開など子宮切開の既往がない方
9週まで 126,500円
10週 137,500円
11週 148,500円
■ 経腟分娩の既往がなく、帝王切開など子宮切開の既往がある方
9週まで 137,500円
10週 148,500円
11週 159,500円
来院後30分以内に手術を開始し、手術の2時間後に帰宅していただきます。
その際、親しい方(パートナーが最適です)の付き添いをお願い致します。御自身が術後当日に自動車の運転をされると危険です。麻酔の影響が残っています。電車やバスでの帰宅は、途中で出血が増えた時や腹痛が起こった場合に対応困難です。手術の翌日(原則)に1度、10日後にもう1度、外来受診が必要です。
この場合の費用は各々2,200(税込)円です。避妊を希望される方は、その時に御説明します。
中期中絶(妊娠12週以降)
21週6日まで対応しています。1泊入院が必要です。
常勤の厨房職員がいないので、食事は宅配のものを提供します。原則分娩取り扱いとなり、胎児の処理(火葬)も必要です。費用については、妊娠週数や麻酔(硬膜外麻酔)の有無などによって異なります。
費用の説明は個々の場合に応じて事前に行います。これも入院時に前納でお願い致します。
退院の1週間後に1度、さらにその2週間後にもう1度、外来受診が必要です。
その場合の費用は11週以前と同様です。