ワクチン接種

子宮頸ガン(ヒト・パピローマ・ウィルス、HPV)ワクチン

当院で対応しているのは4価ワクチン(ガーダシル)と9価ワクチン(シルガード9)です。原則として半年間で3回の接種を行います。

一般的にこのワクチンは肩もしくは大腿部に筋注しますが、当院では全て大腿部にしています。その理由は、肩より大腿部の方が痛みは少ないことと、注射後30分間臥床して休んでいただく必要があるので、注射時より臥床で、そのまま移動せずにすむからです。

この注射は他の薬に比べて痛いのが欠点で、特に対象年齢となる思春期の女子生徒には辛いものがあります。しかし当院ではこの痛みを少しでも軽減するよう、来院されたら直ちに注射予定部位に局所麻酔薬のテープを貼ります。30分後に有効となりますので注射の痛みはかなり軽減します。

ワクチン接種後も、当日および翌日の激しい運動は避けるべきです。特にクラブ活動をしておられる生徒さんは、事前に顧問の先生と相談されるようお願い致します。

令和5年4月より9価ワクチン(シルガード9)への対応を開始しました。

新たにHPVワクチン接種を行う方には9価ワクチンをお勧めします。このワクチンは初回接種年齢が15歳未満なら2回の接種も可とされています。

インフルエンザワクチン

当院では例年のインフルエンザ流行期(10月初より1月末まで)に、3才以上に限って対応しています。

特に妊娠中の方には(14週以降)、ワクチン接種をお勧めします。インフルエンザに罹患すること自体の方が、胎児に対して悪影響があります。妊娠中にワクチンを接種すると、後に生まれた赤ちゃんも、インフルエンザに対する耐性があると言われています。

13才以上では1回接種で十分ですが、13才未満では2回接種を要します。

13才以上の方では、2名のペアで接種を受けられる方が料金は安くなります。

新型コロナウィルス感染症ワクチン

当院では対応しておりません。